事業報告(ひとづくり対外事業)

9/8に予定しておりましたが台風により中止されましたが、
9/23に順延し、ここ池田市カルチャーセンターにて
開催されました。
今回のテーマは
「答えがない問題で考える力を身に付ける」
~災害対応クロスロードゲームは自分の答えを切り拓く~

参加いただいた子ども達を対象に、災害時における対応・
対処法を考えてもらうキッカケをこの機会で提供し、「情報処理能力」
・「状況判断力」を養ってもらうというものです。
それらを元に、自分たちの意見を交換しながら発表してもらう事で
「自己表現力」を学んで頂けたらと思い実施しました。

また、災害ボランティアでの経験・体験談を聞き、自分の立場で
いま何ができるかを考えてもらい、自分の考えだけではなく、
相手の立場になって考えることが思いやりにつながり、それが
大切だと気付いてもらうことを期待しています。
RIMG0224.jpg今回、この事業を取り仕切るひとづくり委員会の皆さん。
真ん中が北林委員長です。RIMG0225.jpg参加いただいた池田市内の子ども達、みんな夏休み中なんです。RIMG0229.jpg司会の野網くんと、挨拶する名村理事長
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所で皆さん、災害対応ゲーム「クロスロード」をご存知ですか?
グループ内で様々な問題に対して災害時という限られた情報
の中で、二者択一で自分はどちらを選ぶのか?、
そして、それを選んだ理由は何なのか・・・
「イエス・ノー」を選んだ理由を話し合い、自分とは違う意見に
ふれて、多様な価値観がある事を学びます。
防災に関する困難な意思決定状況を素材とすることによって、
決定に必要な情報、前提条件について理解を深め「考える力」
を養えることが出来ると言われています。
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ゲームの進行で使用するカードと戦利品の座布団
詳しいことはコチラから知ることができます

今回は神戸クロスロード研究会代表 濵 尚美氏をお招きし、
ゲームの進行をサポートいただきました。
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アシスタントさんは学生ながら達者な進行で、場数を踏んで
おられる様子。我々はタジタジでした・・・。

なれないゲームに初めは意見が出ませんでしたが、雰囲気が
和むと、各々の意見が活発になってきました。
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さて休憩後、第二部が始まりました。
お話をいただいたのは三好 萌氏、大学の1回生です。RIMG0258.jpg今回の東日本大震災で、石巻市のボランティア体験をもとに、
実際の経験と報道での情報のギャップや感じた事などを
画像で紹介していきながら被災地の状況を報告して頂きましたRIMG0256.jpgその後、参加した子ども達へ被災地に対し「いまこの池田で
何が出来ますか?」と問いかけ、グループで考えてもらい、
なぜそれを考えたのか理由まで発表してもらいまいました。
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発表するという事で、自分とは違う意見や、同じ意見でも
理由が違うといった意見に触れ、それを経験し協調する事で、
これからの自分の行動が相手の立場になって行動に移せる
ヒントになればと願っております。
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後半の進行を担った中山くん。本年度の卒業生です。RIMG044261.jpg最後に担当室長の福田くんより、講師および皆様へ
お礼の挨拶をさせていただきました。IMGP1776.jpgこの事業後、ここで学んだ事を持ち帰り、家族間で
震災時の対応を話し合っていただけた事、久々に
家族が共通の話で盛り上がったと言うお話をいただき、
大変うれしく思いました。

我々が地域のプラスとなり、皆さんから親しまれる
団体として活動し、併せて我々一人ひとりも、一緒に
成長して行きたいと思っております。

参加頂きました皆様、有難うございました。