(社)池田青年会議所
第43代理事長 田波 篤人
■はじめに
 ひとは、それぞれに魅力あるものをもっている。それを意識するか、引き出すことができる、できないで大きく行動が変わってくるように思えます。あなたのうちに秘めた無限の宝庫を活用することができるならば、あなたの周囲のひとやまちが明るく豊かになるのではないかと考えます。
Perfect Power Prevent Piss Poor Performance
これは、アメリカ合衆国のボー・シェンベクラー氏が「6P」と題し、ひとそれぞれから最大に力を引き出そうとして唱えた言葉です。最大限の力を発揮すれば、怠惰な行動を妨げることができる。別言すれば、精一杯努力することによって最大限の行動となることができるということであります。
そして、(社)池田青年会議所は本年度、あなたの眠っている意識から無限のパワーを引き出そうと考え、「無限のパワーを引き出そう!わたしから、あなたから、JCから」のスローガンのもと「明るい豊かな社会」へ向けて運動していきたいと考えます。

■新しい仲間づくり
 近年、経済環境・社会的環境の変化などが原因してか、ここ数年、JCの会員数が減少しております。個々の青年会議所の会員数動向を見ても、減少傾向にあることは否めません。さて、(社)池田青年会議所は本年度を最終年度とする卒業生だけでも10名であり、会員拡大は(社)池田青年会議所にとっても、重要な課題となっています。今までにも会員拡大に取り組んでまいりましたが、今一度、基本に戻り会員拡大に取り組んでまいりたいと考えます。
その一歩として、我々メンバーから変わらなければならないとして、昨年度から経営者としての意識改革を、研修事業を通して取り組んでまいりましたが、本年度もそれを基盤に、意識向上となるよう取り組んでまいりたいと考えます。その為には日々の行動から意識を変えることが必要であり、また総合的な視野で企画・運営しなければならない定例会の参画を、各委員会がすることにより、各メンバーに潜んでいるパワーを引き出し、社会の見本となる資質あるメンバーづくりを行いたいと思います。その意識が新しい仲間を増やすことに繋がるのではと考えます。魅力あっての組織こそ会員拡大に繋がっていくと思います。
第二に、我々の「運動」・「活動」・「行動」から得るものがあるという点から、私たち青年会議所は「明るい豊かな社会」の実現という理想を掲げ、常にその目的と行動を精査し運動を進めています。我々メンバーは、この運動体験を通して、自己の無限の力を引き出し、自己の感性を磨き、自分自身の意識と価値観を高め、尚かつその運動理論を自己の行動や企業活動、地域活動に反映していきます。別言すれば、JCは「自立した市民による地域社会の創造」を目指して活動しているのです。自らの地域に自立した市民を一人でも多く増やすための活動には、今まで以上に市民・各種団体と連携を取り、「まち」が私たちに何かをしてくれるのを待つのではなく、私たちが「まち」のために何ができるかを考え、青年会議所運動を行いたいと思います。そうした結果が市民への理解賛同へとつながり、会員拡大へとつながっていくのではないかと考えます。
第三に、我々の運動を理解賛同いただく方々をひとりでも多くつくり出すことから、自らの地域に自立した市民を一人でも多く増やすための則した活動に「情報伝達活動」が必要であり、我々の活動の意味・目的をピーアールし、我々の活動を理解賛同いただく方々をひとりでも多くつくり出すことが重要ではないでしょうか。まちに潜在しているそういった方々を引き出し、ファンになり、応援団になり、ひいては会員の拡大に繋がるのではないでしょうか。
そして、これらのことに共通して言えることは、積極的な青年会議所運動を通して、市民の方々に周知される青年会議所運動を展開することによって、また、様々な情報伝達によって、市民にJCの価値観を伝えることが出来れば、さらなる青年会議所運動の質の向上が可能であり、それはひいては、更なるメンバーの「資質」向上に繋がっていきます。つまり私たち(社)池田青年会議所が目指す運動である「明るい豊かな社会」の実現という共通の目的が存在するのではないかと考えます。


■ひとがまちをつくり、まちがひとをつくる
 「ひと」は、夢や目的を持って自分から意欲的に何かに挑戦し続け、いきいきと目を輝かせて行動することが必要ではないでしょうか。子どもたちは、様々な体験を取り組む中で、「やった!」「できた!」という達成感を何度も何度も味わい、自分でやり遂げたときの子どものキラキラした瞳の輝きと嬉しそうな表情には、達成感と満足感が溢れています。そして、この「やった!」「できた!」という体験が、「やればできる。」という自信として子どもの中に芽生えます。自信とは、自分を信じること。「自分は出来ない」という気持ちが先にたってしまっては、何かに取り組もう、挑戦しようという気持ちはわいてきません。「自分はやれば出来るはずだ」という気持ちが有れば何でも前向きに挑戦できます。更に、もし、これが原動力となり、「もっと難しい事に挑戦してみよう」「いままでやったことのないこともやってみよう」という前向きな考えが芽生えれば、子どもが、ゆめや、目標を持つことに繋がっていくと考えます。「どうせ自分なんか・・」とならないように「ひと」から無限のパワーを引き出す為に、うまく演出する場を設けていかなければならないと考えます。
昔の「まち」を思い出してみると、まちの人達が一体となる場がいろいろあったと思います。企画、準備、運営と長い時間を費やして「ひと」と「ひと」が一つのことについて行うことにより団結心、絆、信頼感が生まれ、そこには大人だけではなく子供達までもが関わり、まち全体が一つになり、そのようなまちに対しての郷土愛が生まれ、まちの活力の源になっていたのではないでしょうか。
しかし、時代は移り変わり今の状況を見る限りでは、核家族化がすすみ、まちの人達が一体となる場が減少し、まちに対する市民の意識が低下し、まちの活力が低下してきています。そこで青年会議所としても、四位一体となり地域の活性化となるべき運動を行っていくべき事が重要であります。
近年、(社)池田青年会議所では、市町村合併への取り組み等行って参りましたが、同様に、これらのように、青年会議所が働きかけ、運動していくことによりまちの活性化が進み、地域でのコミュニケーションが生まれ、市民のまちに対する意識が高まり、「ひと」が集まり、「まち」から無限の力を引き出し、「活力ある池田」になる事を目指して青年会議所が「まち」の実行機関として運動して行かなくてはならないと考えます。

■最後に
 全ての社会組織に位置する人は、先輩、または指導者から教えられて一人前になり、そして次には人を育てる側に回ります。ひとを育てるということは、先輩、または指導者から受けた自分のプラスを、今度は自分から後輩に対して返すことであり、これによって組織は永遠の生命を保って発展するものと考えます。人を育てるとは、ともに運動する仲間や後輩の将来を幸せなものにし、所属する組織を発展させる長期的な、かつ価値有る努力であると考えます。それは、(社)池田青年会議所とその歴史そのもののように感じます。
本年一年、その(社)池田青年会議所から、無限のパワーを引き出し、「明るい豊かな社会」の実現に向け運動していきたいと考えます。
 まずはメンバーから、無限のパワーを引き出そう!