■はじめに
 「シナジー」とは1プラス1が2になるのではなく、お互いの理念や行動が3にも4にもなる効果のことをいうものであります。その「シナジー」があれば協働型社会のまちづくりに向けて全ての市民が互いに共鳴することにより、より大きな効果が生まれるものと考えます。
 戦後、我が国は、多くの分野で目覚ましい発展を遂げてまいりました。しかし、これまでの発展は、どちらかといえば、物の豊かさを追い求めてきたものではなかったかと思います。一方、少子高齢化や情報化社会の到来を迎え、地域社会に目が行き渡りにくくなった現代において、少年事犯は凶悪化の傾向にあり、社会の倫理観や地域のつながりの希薄化が取りざたされるようになりました。また、駅前の放置自転車やゴミの投げ捨て、不法投棄による環境悪化など、個々の市民や企業のマナー低下に起因する問題も相変わらず起こっています。
 そうした現状の中、「自分たちの池田(まち)は自分たちの手で創ろう」という市民意識を喚起することによって、すべての人に優しいまちづくりを(社)池田青年会議所と市民そして企業、行政、教育現場、他団体が手を携え“池田づくり”に取り組むことでグラウンドシナジーの構築につなげることが重要であると考えます。
 (社)池田青年会議所は常に新たな目標に向かい、自らの役割と責任を自覚し、英知と勇気と情熱をもって、休むことなくJC運動を続けてまいりました。本年度は、「集え若人 生み出せ池田(まち)のシナジー」をスローガンに、池田(まち)の活性化に向けて、まちの実行機関の中心になることで、全ての市民がそれぞれの地域において、豊かな「こころ」で、自信を持って自立し、活動を展開する真のシナジーが発揮できる社会を築いてまいります。

■シナジーを生み出す組織づくり
 (社)池田青年会議所はこれまで運動目的に対応するため、5ないし6委員会を有してきました。しかし、本年度はメンバー間のシナジーを引き出すことを考え、従来の縦割り型の組織ではなく、新たに各室によるグループ制へ移行することにより、一人ひとりのメンバーの意見や行動を結集し、メンバー間のコミュニケーションを深めることでさらに各室、各委員会との連携を強めて一致団結してまいります。そうすることにより、協働型のまちづくり実現に向けて今まで以上に他団体、行政、市民との連携が、互いにスムーズに展開できる組織として発展するものと考えます。

■シナジーを生み出す未来づくり
 このまちは、この地球(ほし)は、自分たちだけのものではありません。これからの未来の子ども達から一時的に預かった大切なものではないでしょうか。そんな未来の子ども達のために、「ひと」と「ひと」とのふれあいの中で、三世代がひとつにならなければならないと考えます。(社)池田青年会議所メンバーは地球市民の一員として、残さなければならないもの、またこれから創造しなければならないものをしっかりと峻別し、「自分たちの池田(まち)は自分たちの手で創ろう」という市民意識を喚起することによって、すべての人々と協力しながら、わかりやすく、互いに参加することのできる事業を行い、地域交流・国際交流を通して池田(まち)にシナジーを生み出し、「ひと」と「ひと」との絆を深めていきたいと考えます。そうしたことが未来への「ひと」や「まち」を創るものと考えるからであります。

■シナジーを生み出すメンバー発掘
 同じ志をもつ仲間の人材発掘・育成は、JC運動の最大かつ永遠のテーマであり、より多くのメンバーが集まることにより「明るい豊かなまちづくり」の実現に向け大きく近づくものであります。我々JCは「自立した市民による地域社会の創造」をめざして運動している団体であり、会員拡大というのは自らの地域に自立した市民を一人でも多く増やすための運動につながり、会員拡大そのものがJC運動であると考えられます。本年度は会員室任せにするのではなく、JC運動として全メンバー一丸となって会員拡大に取り組みシナジーを生み出す礎を築いてまいります。

■シナジーを生み出すメンバーづくり
 (社)池田青年会議所のメンバーは、メンバー個人がそれぞれに自立し、自己実現できることが必要であると考えます。更にメンバーが互いに理解し、明るい豊かな社会の実現に向けベクトルを合わせることで、まちを動かすシナジーが生まれます。定例会や研修事業におきましては、自己改革(自分づくり)を行い、まちづくりのコーディネーターとしてのリーダーシップを身につけるよう努力してまいります。
 また、広報・渉外活動を通じ、学生、企業や他団体に対し、協働型社会の実現に向けアプローチする中で、相互の活動への参加者、協力者を集い、JC運動に対する理解を深めていただき、(社)池田青年会議所のファンづくりに向けて活動してまいります。

■おわりに
 この池田(まち)にどんな夢を描きますか。活力と魅力にあふれ、誰もが住んでみたい池田(まち)にしたいと思いませんか。大河も一滴のしずくから始まるようにJCメンバー一人ひとりのひたむきな活動によって、ひとに感動を与え、まちを動かすことができ、新たなる一歩を踏み出す勇気が、池田(まち)の未来を創り、未来への扉を開くものと考えます。我々メンバーは、(社)池田青年会議所の一員としての誇りをもち、元気を出して自らが果たすべき役割を理解し、責任をもって取り組み、限られた時間の中でしっかりとした目標を定め、志を同じうする仲間とともに果敢にチャレンジしよう。

「きっとそこには、やり遂げた者だけが味わえる、至上の喜びが待っているはずです!」