ひとづくり委員会基本方針

委員長 菅生 正
 
このたびの東日本大震災の被災地では、人とひとのつながりや思いやりの心からたくさんの人が救われ、それがいかに大切かを認識することができました。しかし、現代の日本では核家族化や個人主義という時代の流れの中、世代間のつながりや地域の人とひとのつながりが希薄化しやすい状況にあり、それにより受け継がれるべき大切な文化である道徳心が失われやすい環境であると感じます。
未来を担う次世代の子どもたちが、人とふれあうことができる場で、苦労や挫折の経験や、人の優しさを感じることができれば、家族や友人、周りの人たちの立場で、気持ちや感情を理解したうえで行動することができる、思いやりという道徳心を構築していくことができるのではないでしょうか。それにより心の絆が生まれ「明るい豊かな社会」の実現につながると考えます。
地域の大人は、子どもたちの手本となり子どもたちを育てる責任があると思います。子どもたちが思いやりの心を持ち明るく前向きに成長するために、まず大人はどうあるべきか、どう接していくのが良いのかを考え、子どもたちが夢と希望を持てるような環境づくりを促していく必要があると考えます。
2012年度ひとづくり委員会では、理事長所信のもと、夢と希望あふれる池田の創造のために、子どもたちが思いやりの心を育むことができる機会、また、子どもたちが笑顔で育つためにはどのような環境が望ましいのか考える機会を、委員会メンバーが調査研究を重ね一致団結して創出してまいります。

*運営計画
1.青少年健全育成にかかわる事業の開催
2.定例会の企画・運営(7月)
3.新入会員の拡大(全メンバーとともに)
4.その他、本委員会の目的達成に必要な事業